果ての果て
どうもTsunamayoです。
検証を初めてから丸3ヶ月が経った。
現在もまだ検証を続けている。
いつになったら終わるのやら…
10月までには終わるだろうと思っていたが、終わりそうにない…
前回のブログに書いたとおり、2008年までの検証が終わり、2009年の検証へ移ろうとしたとき、
「そや…久々に今のユーロ/ドルの値動き見たいなー」
と思い、PCから、チャートを見たとき驚愕した。
「なんじゃこれ…!!」
2001年から2008年ぐらいまでの値動きとは全く違う動きをしていた。
まず、値動きの激しさが全然ちがう。
2001年から検証していたのだが、その年からの値動きはなかなか激しいときだった。
序盤はほぼほぼ上昇トレンドで最高値を次々と更新していた。
まさに鰻登りのすっさまじい上がり方だった。
しかし徐々にレンジ相場になり、2008年で一気に下落トレンドに転じていた。
このへんも本当にすごいさがりっぷりで、当時を経験している人たちはとんでもなかっただろう。
その辺の値動きは15分足を見ていて、20pipsくらい損切りを取っていても、一発で抜かれることが多かった。
そのぐらい勢いがあった。
だが今現在自分の見ている値動きはどうだ?
一瞬15分足と1時間足を見間違えているのかなと思った。
「あれ…?俺、見る足間違えた…?」
そう思ってチャートを確認するが、間違っている気配はない…
そのときに、現在の値動きを考えずに検証していた過ちに気づいた。
「こんなにも動かなくなっていたのか…」
気持ちが一気に落胆する。
そして、
「今までの手法で通用するのか?」
という不安に苛まれ、いたたまれなくなった。
すぐにPCで検証を開始する。
現在の様な値動きになってきたのは2015年の中盤ぐらいからの様だった。
その値動きに作った手法を試す日々がはじまった。
1週間くらいやっただろうか…
「どうしたらええんや…」
そんな言葉しか浮かんで来ない。
とことん勝てなかった…
値動きは日に日に変わっていくということをわかっていたようで、全くわかってなかった。
このときは本当に辛かった。
おでこを机につけてうなだれる。
「どうすればいい…」
その日1日考えていた。
「2ヶ月半かけて作ってきたのに…」
「あんなに時間をかけて、頑張ったのに…」
絶望しかなかった。
晩御飯を食べているときもずっと考えていた。
でも、やる気が全く出てこない。
「とりあえず、食べ終わった食器…あろとくか…」
そう思い、食器洗いを開始する。
そのときは油を多く使った晩ごはんだったので、なかなか油が取れなかった。
何度洗ってもとれない。
しまいには洗ったあと、油が取れているのかどうかすら解らない感覚に陥ってしまっていた。
「なんやこれ、全然取れへんな…もうこんなもんでええか…」
と思ったが、
「いや、洗い続けてたら、いつか油汚れはなくなるやろ…頑張って洗お…」
そう思った。
その瞬間、「はっ!!」とした!
「あれ、これ、トレードも同じやないか??」
そう思った。
洗い物も洗い続けていれば、いつかは汚れが綺麗に落ちる。
トレードも辞めずに続けていけば、いつかは勝てるようになる。
洗い物とトレードにこんな共通点があるとは思いもしなかった。
いや、何事も多分共通しているんだ。
それに今、自分は気づいた。
洗い物をしながら思う。
「よし…もう一度1から!!」
「1からやり直そう!!!」
その気持ちからまた1から検証の日々が始まった。
色んな方法を最近の値動きに合わし、試す。
これもダメ。
あれもダメ。
でも、こうやって値動きを見続けていることで、必ず目が洗礼されていくはずだ。
その思いが唯一の支えだった。
そして、昨日、ついに自分が負け続けていたところにストップがかかった。
長いどん底の底が見えた…のか…
記録表を見てみると…
「あれ…!?これ、成績結構ええな!!」
「これなら、いけるかもしれない!!」
そう思うとドンドン検証にハマっていった。
検証にハマればハマるほど、今までみてきた値動きのクセを昔よりも確実に読み取れる自信が再びついてきた。
もちろん確率論なので、負けるときは負ける。
だが結果は勝率、R倍数共に満足行く結果を叩き出せていた。
その結果を知って、満足したのか、その後は知らぬ間に寝てしまっていた。
今日からもまだ検証の日々が続くだろう。
「まだだ…まだもう少し検証を続けてこの手法を固めないと…」
そうだ。
値動きを1日見ないだけで、研ぎ澄まされた感覚は一気に切れ味の悪い刀に変わってしまう。
いつも次の日に検証を始めるとき、最初の方は感覚がナマッていることが多かった。
少し眠っただけでこれだ。
本トレードではチャートは待ってくれない。
でも、ちょっとずつ、先が見えてきた。
あともうちょっとだ。
力をつけて相場に戻ることを夢見て。